ステイホーム特別企画すいそう図鑑 #3 米山和宏

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みなさん、こんにちは！

いよいよ明日から5連休ですね！

ステイホームを機に、契約したものの最近ほとんど見ることのなかったAmazon primeで映画を見ようと思いつつどうせ見ないんだろうなと確信しているアラッキーです！

毎週金曜日にお届けします宇宙水槽インタビュー企画「すいそう図鑑」。

今日は宇宙水槽の「紅しょうが役者」とも名高いこの方にインタビューします！(紅しょうが役者って何！？)

#3 米山和宏 (ポール)

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まずは自己紹介をお願いします。

よろしくお願いします。名前は米山和宏、演劇関係者からは「ポール」と呼ばれてます。
1月18日生まれ。制作スタッフ及びに上半期限定で役者もやります。

よろしくお願いします！出会ったときから気になっていたのですが、「ポール」さんのニックネームはどういう経緯でついたのでしょうか？

よく聞かれますが、大した理由ではないです(笑)大学一年の時、鹿児島大学演劇部テアトル火山団の4月公演打ち上げにお邪魔して、そのときに披露してだだ滑りした一発芸が元です。アダ名の由来を聞かれる度にその一発芸をしているのですがウケたことは無いです。

そ、それは見てみたいです…(笑)ざっくりで良いので内容を教えて頂けますか？

眼鏡に鼻に見立てた指をつけて「ポール・マッカートニー」と言う。

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(因みにポール・マッカートニーは眼鏡をしていない。眼鏡をしているのはジョン・レノン)

写真のシュールさに普通に笑ってしまいました(笑)なるほどポール・マッカートニーからきてたのですね！

ポールさんが演劇を始めたきっかけは何でしょうか？宇宙水槽に入った経緯も一緒にお願いします。

演劇を始めたいと思ったキッカケのような出来事は実は無いんです。誰それに憧れたとか、ある芝居を観て感動したとか…浪人生の頃に大学に通ったらどのサークルに入ろうか考えてたら演劇部がいいなとただ思い付きました。

宇宙水槽に入団したのは、元々テアトル火山団番外公演「君の忘れた水槽」に参加していて、その流れでもあったけれど、一番の理由はみやこ(宮田晃志)が面白い事を企むので乗っかってみようと思ったからかな。周りを巻き込んで面白い事をするのは苦手で基本一人で思い付き一人で勝手に動くのが好きだったから。活かすべきは自分より面白い事を企む人。そう言う気持ちで今も続けています。

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みやこさんとの繋がりがポールさんを引っ張ってきたのですね！

ポールさんが思う社会人と演劇の両立に必要なものは何だと思いますか？

それは難題だよね。仕事の忙しさとか練習時間の確保とか色々あるし。「こうすれば両立できる」みたいなのははっきりと言えないけど、自分が心掛けているのは伴侶に心配や迷惑をかけないという事。日常生活が安定してこそ仕事や趣味が出来る訳で、そこが疎かになると心的肉体的な負担が凄いんだよね。
だからこそ日常生活を共にする嫁さんを労わって、家庭を顧みるべきだと思ってます。(趣味に没頭して不仲になる話とかよく聞くし)日常生活に無理がきてはどんなものも続かないと思う。

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支えてくださってる方がいるからこそ自分の好きなことができる。とても大事なことです！

ポールさんが宇宙水槽の舞台で思い入れのある作品は何ですか？

2019年公演の「犯罪王クロイツ」かな。2013年に公演したときは自分が福岡にいたせいで出演する事が出来ず客席で観ました。

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客として自分の劇団を観たとき、やはり宇宙水槽は面白いのだと実感したし単純に面白い芝居に参加できない悔しさもあったし(笑)だから再演した時に参加できて本当に良かった。

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(2019年公演「犯罪王クロイツ[裏]」シーソー・スピアランス)

役者としてだったら「ヒトツ目の街」の夏男。
どんな役をやっても多少の笑いネタを入れたがるのですが、一切ボケられない真性のクズ男役で、自分が今までしたことのない役だったから。

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(「ヒトツ目の街」熊本遠征Ver. )

ポールさんがこれから舞台でやってみたい役・キャラクターはありますか？

得意不得意がはっきりしているので、出来る役の幅があんまり無いんだよね。気が触れるキャラとか、ひたすらにおどけるキャラとか得意分野の役を続けていきたいと思ってます。

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ポールさんがおどける役や演技中にもネタを仕込んでおくことがありますが、意識している芸人像または俳優像はありますか？

自分の演技において意識している人や目標としている人はいないです。ただ自分が思い付いたまま動いているだけです。演技の理想としては、日常的な仕草や言動にユーモアがあるのが良いと思ってます。後藤ひろひとさんとか、イキウメの安井順平さんとかが凄いなと感じてます。当たり前のようにユーモアな仕草をしているけれど、真似するのは結構難しいんだよね。間とかテンポとか空気とか。

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ポールさんは宇宙水槽で制作スタッフもされるということでしたが「制作班」というのはどのような役割をされているのでしょうか？

簡単に言えば事務作業かな。チケットやビラを作ったり会場の手配をしたり、売上を管理したり新聞等に告知を依頼したり。照明・音響・装置・衣装・小道具とかが裏方と呼ばれるのに対して、制作は「表方」と呼ばれるのよね。公演において幕より前に出る仕事という点で、他とは違う仕事だと思ってます。

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(wicky's houseさんと「犯罪王クロイツ」フライヤー)

会場手配や告知など対外的なやり取りもしているのですね。ポールさんが制作班になったいきさつはありますか？

テアトル火山団の頃から制作をしていたので、そのまま宇宙水槽でも続けただけです。慣れていると言うのが一番の理由。あと下半期は仕事が忙しくてあまり公演の手伝いが出来なくなるけど、制作は家でも出来る作業が多いし一人でも動けるから。一応照明もしていたけれど、LEDに変わってから操作がさっぱり分からなくなってしまった(笑)
小道具や衣装に関してはスペシャリストがいるし、音響はそもそも苦手分野で、装置はお手伝い程度しか出来ないからね。

宇宙水槽はメンバーが装置・衣装・小道具などそれぞれの役割に特化した人がいて頼もしいですよね！

新型コロナウィルスの影響を受けて

現在、新型コロナウィルスにより宇宙水槽も稽古の自粛をしています。
ポールさんはこの期間でどのような活動をしていますか？

うーん、元々がインドア派だから普段と対して変わらないんだよね。いっちょ台本とかチャレンジしてみっか！と思ってパソコンに向かうけど、動画を見入ってしまい、いつの間にか寝る時間だもの。創造的休暇なんて身に合わないのだ。

台本！！ポールさんの書く物語もぜひ見てみたいです！

最後に外出自粛でお家でこの記事を読んでいる方々に一言お願いします。

今は感染抑止の為に我慢の時期ですが、いずれ宇宙水槽も活動を再開する時がきます。その時はまた宇宙水槽を観に来て欲しいです。どうせなら芝居の熱に浮かされて欲しいですね。皆さん、よろしくお願いします。

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